アルゼンチンで手持ちのドルがなくなると、キツイですよ

(2017年4月追記:政権交替があった影響で、以下の情報=2015年のもの、は古くなっている可能性があります。最新情報を確認してください。)
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アルゼンチンという国が、経済危機で、困った状況になっているということは、ニュースでご覧になったこともあるでしょう。アルゼンチンを訪問する旅行者にも、この問題、ずしりと、のしかかってきています。

手持ちのドルがなくなると、物価が一気に4割高になります。

気をつけましょう。

え、意味がわからないです?政府公認の為替レートと、闇の為替レートの間に約40%の開きがあるからなんです。手持ちのドルがなくなって、日本の口座やカードからお金をおろそうとしますね。そうすると、4割損する公認レートに自動的になってしまうでしょう?銀行を通すんですから。クレジットカードで買っても同様ですよ。アルゼンチンは、クレジットカードを使うと、ポイントをもらおうがマイルを貰おうが、4割近く損する国です。覚えておいてください。

例えば、昨日まで闇レートなら1万円のセーターを買おうかどうか、ブエノスアイレスで迷っていたとします。意を決して、翌日行った時、現金がなくて、カードで支払ったとします。すると、公認レートですから、14,000円の請求が後から来ちゃいます。怖いですね。

私も旅行中、この状況に陥りまして、目をつけていた革ジャンを買うのを諦めました。だって4割増ですからね。

そういえば、リトモスのインストラクターの先生が、ブエノスアイレスでカードで買い物した話を、ブログで読んだ気が。この事情、ご存知なかったのかもしれません。

というわけで、じゃあ、お得なほうの闇レートで、みんな両替したいわけです。旅行者なら。そこで、闇両替商が、繁華街にはウジャウジャいます。次の動画は私が撮映したものではありませんが、私も何度も歩いた、中心部のフロリダ通りの闇両替商たちです。「カンビオ、カンビオ、カンビオ、カンビオ」昔の八百屋さんのようなダミ声で、一日中叫んでいます。




この、カンビオというスペイン語、何千回も聞いたので、夢に出てきそうでした。交換する、変化するなどの意味のようです。カンビオという名前の美容室が日本にあるようです。新しいヘアスタイルで、変わる、というイメージを出したいんでしょうけれども、私は、この通りの光景を思い出しちゃって、ちょっとだめです。


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