音楽の力って凄い、と思う出来事がありました。
このブログ、今年の2月25日付で「昨日僕を寝不足にさせたのは」というタイトルの記事を書きました。ラテンの女性歌手の曲に痺れてしまったのです。その記事に動画を載せましたが、再掲します。
何度聞いてもいい曲だなと思います。
で、最近、2016年のラテン音楽のいろんな賞の曲名リストをチェックしてたんです。Google Play MusicやSpotifyで曲を聴きながら。受賞曲だからいい曲に出会えるかなと思って。そのうちの一つ、Latin American Music Awards 2016 の受賞曲の中に、ブログで紹介したこの曲が入ってたんです! "Song of the Year¨
(ソングオブザイヤー、今年の最優秀曲)のノミネート5曲の中に入ってる! (ブログに載せたのはナタリア・アギラーさんによるカバー版で、ノミネートされたのは原曲の、Banda MSという男性ボーカルのバンドによるもの。)その5曲の中に、リトモス50の曲も入ってる!クールダウンの、Duele el Corazón です。
自分が大好きになったこの曲が、現地でもすごく高い評価を得ている。リトモスに参加させてもらって、素敵な今のラテン音楽に親しませてもらっているうちに、音楽に対して現地の人たちと近い感性が身についてきたのかなと思って、とっても嬉しいです。
2月当時は、動画を見て曲を聞くだけで、歌詞の内容など全くわかりませんでしたが、少しスペイン語の学習が進んだので、"Solo con verte" というタイトルが「あなたに会うとそれだけで」という意味であることが、今だとわかります。素敵なタイトルだなと思って、歌詞の内容が知りたくなり、歌詞の翻訳専門サイト、Lyricstranslate.com へ行ってみました。英訳があったので、日本語に訳して読んでみると、最初の2行が、
Tengo ganas de mirarte en este momento,
Recordarte que eres tú la que me roba el sueño,
今この瞬間にあなたに会いたいの
あなたが私を眠れなくしているってことを覚えておいてね
だということがわかりました。あれ、歌詞の「眠れない」って、この曲を聴いた2月の自分にその時起こった反応ではなかったか?すごい、歌詞が分からなくても、歌われている心情が伝わったってことではないか?!音楽を通して、作詞者作曲者編曲者、演奏者や歌い手の心情が、聞き手に共鳴するとき、それは歌詞の意味の力を借りずに、音楽そのものだけでも起こるんだな、と思いました。
音楽は言葉の壁を越える。はるかメキシコから流れてきたこの曲のように、空間を越える。モーツァルトの曲に現代の人が感動するように、時間を越える。音楽ってすごいですね。
音楽は言葉の壁を越える。はるかメキシコから流れてきたこの曲のように、空間を越える。モーツァルトの曲に現代の人が感動するように、時間を越える。音楽ってすごいですね。
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