ツバメの巣とリトモス

ツバメの巣を観察する機会がありました。日齢の違うヒナのいる複数の巣が近くにあって、それらを比較しながら見ることができました。

より成長が進んだヒナの方は、巣の端に止まって、お尻をフリフリ、羽をばたつかせて、飛ぶ練習をしているものがいたり、下から覗き込んでいる私に興味津々で、こちらが移動すると、ずっと目で追いかけたりするものもいました。個性も芽生えているようで、何羽かヒナがいても、それぞれに動きが違う。かたや、まだもっと若いヒナの方は、できる動きが、食べること以外では、水平方向に首を回転させることしかないように見えました。親鳥の動きを追いかけて一斉に首が動く。まるでディズニーの古いアニメを見ているような感じでした。

これを見ていたら、リトモスのことを考えてしまいました。最初は、マンボくらいしかできなかったなと。本当にごく単純な動きしかできなかったなと。でも、だんだんわかるようになって(たぶん)、今回の56のある曲だと、ここはブレイクダウンの時は左軸90度左回転だけど、完成形では左軸270度右回転でちょっと違って面白いな、とか、動きの違いを楽しむこともできるようになってきました。ツバメの発達と同じで、単純な動きから複雑な動きへ、できることが広がってきた、ということなんでしょう。

ツバメのヒナがスクスクと育っていくのは、親鳥が何度も何度も運んでくる栄養豊富な餌のおかげだとするならば、リトモスをやっている人たちが、日々成長を実感しているのは、先生方の何千という美味しいアドバイスのおかげなんだな、と思いました。本当にありがたいことだな、と改めて実感しました。

ツバメの巣の下に、トンボの死骸が落ちていることがあります。親鳥が持って来たけれど、ヒナの口に合わなくて、下に落とされたものだと、聞いたことがあります。リトモスの先生方のご指導でも、苦いの、ありますよね。トンボと同じで、十分に成長していない者にとっては、まだ消化できないもの、なのかもしれません。あの、トンボ級のアドバイスが受け入れられるようになった時、自分はどう変化しているんだろう。つば九郎か何かに変身してるのかな笑。

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