おしゃまなポンチョ、お邪魔なポンチョ、2重のLが産んだ新種の動物(笑)

2015年7月にブエノスアイレスに行った時、荷物のパッキングをうっかりして、季節が反対でその時は冬のアルゼンチンに対応した服をほとんど持っていけませんでした。そのことはフライト中から気がついていたので、到着後すぐに、ブエノスアイレスのイセイサ国際空港で、何か防寒具を買うことにしました。

前回の旅行でアルゼンチンは通貨の弱さ、不安定さから、輸入品は高くて、質と値段の比、コストパフォーマンスが悪いことがわかっていましたので、国産品に絞って考えました。空港のショッピングはかなり限られているのですが、お土産やさんに、主な候補が二つ売っていました。

一つは、革のジャケット。とりあえず空港で買うには価格帯が上過ぎると思って、これはパス。
二つ目は、毛糸で編んだポンチョでした。手触りも良いし、暖かそう。これにしようと思い交渉開始。

材質は何?と尋ねるとおじさん、スペイン語で、「ジャマ」とか言ってる。え、何?、ともう一度聞くと、「シャマ」にも聞こえる。「ラマなの?」と聞くと、やはり「ジャマ、ジャマ」と言っている。ふーん、そういう動物がいるんだと思って、買うことにしました。

タイトルに書きましたが、おしゃま、とか、お邪魔とか連想してしまいました。

値段はたしか4000円くらいだったかな。闇の実勢レートでね。空港で両替したり、ATM使ったりした場合の公式レートだと、多分6400円くらいになってしまうと思います。

ポンチョは、購入した瞬間から帰国の日までバッチリ活躍してくれました。いろんな思い出も詰まっているので、それはまた、別の機会に書こうと思います。

さて、何ヶ月か経って、スペイン語を少しかじり始めると、シャ行やジャ行で発音するのはアルファベットのLが2個連続した場合であることがわかりました。あの、ポンチョの素材は、

llama


でした。日本人や英語を母国語とする人には、「ラマ」と読めてしまいますが、
スペイン語を話す人にとっては、「ジャマ」であったり、「シャマ」であったりもするようです。詳しい解説はウィキペディアをどうぞ。→リンク

スペイン語の謎が解けてきたので、あのポンチョの素材は、日本でいう、ラマであったということがわかったのです。

リトモス46にアベマリアというラテンの曲があります。llamaではないですが、二重のLが含まれた単語が出てきます。

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Ave Maria cuando serás mia
アヴェマリア 君はいつ僕のものになってくれるの

Al mismo cielo yo te llevaria
僕は君を天国へ連れて行ってあげるよ
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この、lleveria, 原曲の歌手David Bisbalもリトモス版を吹き込んだ歌手も、レバリアではなく、ジェバリアに近い発音をしているようです。



リトモスのスペイン語歌詞を調べる時に活用してみてください。また、スペイン語圏を旅行して、相手の言った単語が理解できなかったら、シャ行やジャ行は、ラ行に直すとピンとくるかも、ということを覚えておいてください。

しかしこのコーラスの女性の笑顔、素敵だな。スペインかな。ガイドブック買お。

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