熊本の地震、スポーツクラブ、ダンス

熊本で大地震がありました。現地の方々は大変な思いをされていらっしゃると思います。お見舞い申し上げます。スポーツクラブの状況に興味があって見てみると、ゴールドジムやルネサンスが熊本にあって、休業していたり、避難所になっていたり、プールの水を生活用水として提供していたり、普通ではない状態になっていることがわかります。

朝日新聞の記事で気になったものが一つ。

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 岩手県陸前高田市の市職員村上知幸さん(46)は東日本大震災で、次男の祐太君(当時6)と母の幸子さん(当時62)が行方不明になり、自宅も全壊した。捜したい気持ちを必死に抑え、避難所の支援などにあたった。

 幸子さんの遺体は見つかったが、祐太君は今も見つかっていない。2013年に長女が生まれた。出生届を出す時、ためらってきた祐太君の死亡届を出した。長女には、祐太君から「ゆう」という読みをもらい、「結美(ゆうみ)」と名付けた。「祐太を忘れるわけでも、長女が祐太のかわりになるわけでもない。でも、生きようという気持ちになれた」

 祐太君を失った絶望の中、子どもたちに野球を教えている時は震災を忘れられた。「スポーツでも趣味でも何でもいい。被災した人は、一瞬でも震災を忘れられる時間を持つことが必要だと思う」

----------引用終---------

スポーツクラブで自分の好きなレッスンに出て打ち込んでいる時間も、いろんなことを忘れられる貴重な時間だと思うんです。そういう時間を提供してくださっている先生方を尊敬していますし、関係のお仕事をしてくださっている皆さんにお礼を申し上げたいと思います。

さて、英米人はいろんな名言を読んだり、話題にしたりするのが好きみたいです。ダンスに関する英語の名言で、こんなのがあります。

Life isn't about waiting for the storm to pass.
It's about learning to dance in the rain.

(拙訳)人生とは嵐が過ぎ去るのを待つためのものではない。
人生とは雨の中でもダンスを踊れるようになるためのものだ。

辛いことがあっても、その中で楽しみを見出せたらいいねとか、悲しいことがあっても、何かに集中して楽しめれば、悲しいをことを忘れられるかもしれないよ、とか、ダンスにはその力があるよ、とか、そんなことを言いたいのでしょうね。

自分の心には響いてきます。どこかのどなたかの心にも響けばいいな。


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