このマーキングの仕方ですが、格子状の点に配置すると、非効率な場合もあります。正方形を作るように配置するよりも、正三角形をたくさん作るように配置すれば、より効率的にできます。
図の円の中心に人が来るようにして、円の半径を1メートルと見てください。円が重ならず、接していれば、自分と隣の人の距離は半径二つ分、つまり2メートルということになります。
この方法では、前方から各列ごとの距離が2メートルではなくて、1.73メートルで済むので、スタジオの奥行きの関係でギリギリもう1列取れない場合に特に有効でしょう。(もちろん、隣接する人との間隔は全て2メートル取れています)16%ほど多くの人を収容できることもわかっています。
正方形で配置すると、2メートルの距離になるのは、自分から見て前後左右の4人ですが、正三角形で配置すると、2メートルの距離になるのは、左右と、右斜め前、右斜め後ろ、左斜め前、左斜め後ろの合計6人になります。
再開したリトモス、定員いっぱいで入れないという話を聞きますので、何かの参考になれば嬉しいです。この配置を、すでに採用しているクラブもたくさんあるようです。
FIA(日本フィットネス産業協会)の基準では「2メートル四方」と書かれていますが、四方とは、前後左右という意味というより、あらゆる方向という意味で使っていると思います。厳密に前者の意味で使っているとすると、上で紹介した配置は使えないことになりますが、おそらくそうではないと思います。
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