人をリラックスさせられる人

ブエノスアイレスでの滞在は11日間だったが、ずっと同じ宿に滞在した。居心地が良かったので、延長を3回繰り返した。(余談だが、海外の初めての場所へ個人旅行に行く場合、最初の一泊か、二泊だけ予約を入れておいて、あとは気に入ったら延長を、気に入らなかったら他へ移るという形がお勧め。) 

この宿に、F君というフロントの従業員がいた。彼は日本が好きで、日本語が話せるというほどではなかったが、こんにちは、ありがとう、だけではなく、おかえりなさい、とか、お疲れ様でした、とか、幾つかホッとする挨拶の日本語を知っていた。夜、観光して宿に戻り、F君がいて、「お帰りなさい、◯◯さん。お疲れ様でした。」と声をかけてくれると、私は不思議とリラックスしてしまい、こちらも日本語で、「今日は◯◯へ行っておもしろかった。でも疲れた。」などと返してしまったことが何度かあった。「ああ、日本語で話してもわからないよね、ははは。」と英語でいって、2人で笑った。 

本当に限られた言葉を知っているだけなのに、こちらをリラックスさせてくれたF君、ホテルの従業員としては最高の仕事じゃないか。ありがとう。

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