リトモスと東京の地下鉄の意外な共通点

ブエノスアイレスで、地下鉄B線に乗った時、入ってきた車両が赤い色、「ん、これ、何か見覚えがある」と思いました。よく眺めてみると、昔の営団地下鉄◯ノ内線の車両が使われているんです。どこかで読んだことがあった気もしますが、すっかり忘れていました。撮った写真がこちら。 



運転席に座るラテンの男性の手前のガラスには、日本語で、乗務員席、と表示があります。ミスマッチ感で少しクラクラします。


 日本で約30年使われた車両がブエノスアイレスへ譲渡され、その後もう20年も使われているのです。50年ももつってすごいなと思います。

 時を遡ること約100年、1913年に開業したブエノスアイレスの地下鉄A線は、14年後の1927年に開業した、日本で最初の地下鉄、営団地下鉄◯座線のモデルとなったと言われています。 

アルゼンチンが発信地で、日本で発展してアルゼンチンにも還流していく、 東京の地下鉄と、リトモス。ね、共通点があると思いませんか? 

アルゼンチンという国は、今は経済危機という言葉とセットで語られることが多いですが、100年前、日本がお手本にするほどすごい進んだ国だったんですよ。例えて言えば、昔甲子園に出たおじいちゃん、ソロバンの全国大会で優勝したおばあちゃんの昔の話を聞いてみたいでしょ?輝いていた時の話を聞いてみたい。それと同じように、アルゼンチンという国に興味を持っていただけたら幸いです。

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