出来立てのキツネ、ブラジルからこのためにブエノスアイレスに来た若い男性

ブエノスアイレス滞在中、ある日の午後、宿のエレベーターに乗り合わせた、ブラジル人の若い男の子が話しかけてきた。

"Are you from Japan?"
"Yes."
"I have just got a fox."
"......??" 

foxを得たところって? これ、キツネを捕まえたわけもないし、ははん、キツネうどんを食べてきたってことだな、私が日本人だから話してくれたのかと思って、 

"You mean udon?"

 と言ったら、

 "No, I've just got a tattoo of キツネ." 

と返ってきた。キツネの刺青をいま入れてきたんだよ、と。ブラジルには日系移民もかなりいて、この彼も少し日本人に近い顔立ちをしていた。キツネって日本語も知っていたし、まあ、日本人の血がいくらか流れているんでしょう。 彼は上気した様子で、キレイな英語を使って、たったいま、自分の右脇から右胸にかけて、かなり大きなキツネの刺青をしてきたことを話してくれた。そして!見せてくれた。入れたての刺青を見たのは生まれて初めて。ペンキ塗りたてのような、しっとりした感じだった。 ブラジルでは刺青はできないの?なぜアルゼンチンでと訊いたら、いいタトゥーのアーティストがブエノスアイレスにいて、その人に彫って欲しかったとのこと。それから、値段がずっと安いんだそう。

 「いくらでした?訊いてよければ。」 

と言ったら、教えてくれた。65ドル。約8500円。かなり大きい面積だったけど。そうだな、カレー皿を少しはみ出すくらいの大きさ。こんな大きいので、この値段か。日本だったらもっとずっと高額なんだろうな、割安なんだね、と思いました。

 今日の記事はこれで閉じますが、ブエノスアイレスにはタトゥーショップ街とも言える、タトゥー の店が集中した場所があります。一つのビルにタトゥーショップ10個以上ある。写真を撮ってきましたので、後日掲載することにします。タトゥー関連の記事は、ラベル、タトゥーにまとめますので、ぜひクリックして、ご覧になってみてください。

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