ブエノスアイレスのCD屋のオヤジのオススメ、Carlos Gardelを聴いてみた、いいじゃないの

ブエノスアイレスの滞在中は、中心街のフロリダ通り近くにある宿をベースにしていました。観光客向けの店も、地元向けの店も程よく混ざっていて楽しい場所でした。そこのCDショップにお土産用のタンゴのCDがたくさん置いてあって、Carlos Gardelという人のものが一番目立っていました。他のタンゴのCDと一緒にカウンターに行き、店主と思しきおじさんに、どれがいいです?と聞いてみると、これこれ、とCarlos Gardelのものをオススメされました。

ウィキペディアには、こんな風に書かれていますね。
  1. カルロス・ガルデル
    歌手
  2. カルロス・ガルデルは不世出のタンゴ歌手として知られるアルゼンチンの歌手・俳優であり、その人気の絶頂期に飛行機事故で急逝した事と相まって、現在なおタンゴ界の偶像というにとどまらずアルゼンチンの国民的英雄としての地位を不動のものにしている。ウィキペディア

CDは古い録音でマニア向けだな、という感じですが、youtubeで検索すると、いい曲が出てきますね。これは、ベルリンフィルがカバーしたもの。

これは、映画のワンシーンに使われているところでしょう。いい曲だな。 Por una cabeza.
浅田真央ちゃんが2009年に、この曲で踊っているのも発見。

旅の良さはこういうところにもありますね。素敵なものとの出会い。その時いいなと思うだけではなく、帰って来てからも色々調べたり、読んだりして、興味を深めて、自分の世界を広げられる。それから、実感を持って、その場所に関わる知識や音楽や芸術に帰国後も触れられるということ。たとえば、旅行中、素敵だなと思って立ち寄ったホテルのボールルームで、もしかしたら、こんな映画のようなシーンがあったんじゃないか、と後から想像できることですね。

アルゼンチンに行かれる方にお勧めしたいのは、浅田真央ちゃんが、カルロス・ガルデルのPor una cabezaで演技をした、ということを、アルゼンチンの人に話してあげてほしい、ということです。日本とアルゼンチンの一つのつながりじゃないですか。例えば、外国人に、うちの町にも寿司屋があって、よく行っているよ、と言われたら、なんとなく嬉しいでしょう。very good とかvery niceとかだけじゃなくて、具体例で示してあげましょうよ。一つのエピソードを覚えているということは、あなたが、アルゼンチンに興味があることの証明でもあるわけですから。

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